常陸秋そばの種まきの時期について

茨城県の名産品の常陸秋そばの種まきの時期は、8月上旬から下旬にかけてです。

この種まきの時期がその後の収穫にも影響してきますので、農家の方はいつ頃まくのかを

真剣に検討します。

8月に種まきをするのは、茨城県の気候と土地柄と常陸秋そばの性質のためで

他の都道府県では種まきの時期は若干変わってきます。

種を撒く日を決めるには、天候を気にして今後どのような気候になっていくのかも

判断していきます。

8月の上旬に撒くか下旬に撒くかで、9月の台風と10月の台風があった時の被害状況が

変わってくるからです。

台風はいつ来るかわからないので、運がいいか悪いかで被害状況が変わります。

ある意味神頼みみたいなところもあるでしょうね。どの作物を育てても自然災害のないようにと願うのは

同じでしょうね。

例えば、9月にはそばの花が咲いていますからその時期に台風が来て、倒れても花はまた日光に当たると

起き上がって頑張ります。

しかし、10月に入って実が付いてきて黒くなってからの台風だと倒れた時に蕎麦の実が畑に落ちてしまって

収穫量が減ってしまします。

これだと、ダメージが大きいですね。被害が大きいと蕎麦不足になります。

なので、種を撒く日を真剣に決めます。神頼みもそれぞれにやっていると思います。

写真は以前に蕎麦屋さんのグループで蕎麦の栽培をした時の種まきのものです。

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約300坪の畑に種を蒔きました。

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直線に溝を作って手で巻いて、足で土をかぶせていきます。

よく土をかぶせないとハトやカラスに種を食べられてしまいます。

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常陸秋そばの実です。これは、1年前に収穫した常陸秋そばの実です。

これとは別に、常陸太田市で常陸秋そばの種を専門に作っている農家もあります。

この種は、茨城県穀物改良協会で購入します。

この種を使うと、常陸秋そばの原種種子使用の蕎麦となりかなりの高値での取引になります。

ここ何年かは蕎麦屋さんのグループで蕎麦の栽培をやっていませんが

また機会があったらやるかもしれません。

かなり大変ですが、やりがいがあり出来上がった蕎麦を自分で打って食べると

格段に美味しいので、楽しいですね。

その後の蕎麦の育っていく状況などは、またここで紹介したいと思います。

かなり前の写真ですけどね。

 

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