江戸の蕎麦屋の風景を映画「幕末高校生」で見て感じた事を書いて見た

歴史

こんにちは、常陸屋です。映画「幕末高校生」を見ましたが、1868年の幕末の話で、蕎麦屋が3回出てきます。

どうも、その蕎麦屋のことが気になってしまって、映画の話の内容が頭に入ってきませんでした。これは、蕎麦屋の目線だとそうなってしまうのでしょうか?

今回は、映画の内容の話というよりは、蕎麦屋のことについて感じた事を書きました。

また、幕末の頃の江戸の蕎麦屋の様子が見れたのもよかったですね。一見すると今の蕎麦屋とほとんど変わらないような感じですね。

東映が作っている、豪華俳優陣が出ている映画なので、きちんと幕末の江戸の蕎麦屋を再現したと思います。

いろんな江戸時代の映画で、蕎麦屋は出てきますが、今回は特に気になったので、書いていきたいと思います。

江戸の蕎麦屋の風景を映画「幕末高校生」で見て感じた事

映画「幕末高校生」は2015年に上映された映画です。今回は、Amazonプライム・ビデオで見ました。

出演者

勝海舟 – 玉木宏

西郷隆盛 – 佐藤浩市

長英(蕎麦屋) – 石橋蓮司

川辺未香子 – 石原さとみ(教師)
高瀬雅也 – 柄本時生(生徒)
森野恵理 – 川口春奈(生徒)
沼田慎太郎 – 千葉雄大(生徒)

 

あらすじ
2014年の高校教師と生徒3人がスマホのアプリをタップしたときに、車ごと1868年の江戸にタイムスリップします。

石原さとみ演じる、未香子と柄本時生演じる雅也は捕らえられて、しばられ、拷問にされそうになります。高校の歴史の教師だった未香子がそこにいた勝海舟に気づきます。

勝海舟を知っているので、いい事をたくさんいうと、気をよくして助けてくれます。そして、タイムスリップしてきた事を、伝えて車やスマホを見せると、勝海舟は一応信じます。

そして、未香子がキーホルダーにつけていた、ルービックキューブを気に入ったので、勝海舟にプレゼントすると、めっちゃ喜びハマります。

この後勝海舟と未香子と雅也の3人で、1回目の蕎麦屋に行くシーンがあります。

 

・1回目の蕎麦屋のシーン

店の入り口から映りますが、立派なのれんに手打ち蕎麦と書かれていて、現代でもありそうな佇まいです。

気になったのが、石橋蓮司の演じる蕎麦屋、長英が店の中で蕎麦をこねていました。江戸時代は店内で蕎麦を作っていたお店もあったのでしょうかね。

蕎麦粉がまってしまうので、現在ではあまり店内で蕎麦打ちをする店はないと思われます。

さらに、蕎麦を運んでいたのが、小学生ぐらいの女の子でした。江戸時代では当たり前だったのでしょうか。

3人とももりそばを食べていましたが、木製のせいろにすだれが引いてあり、蕎麦が二口ぐらいで食べられる量で8個ぐらいに分けてもらもられていました。

さらに気になったのが、蕎麦が短めだった事です。会話をしながら食べるシーンなので、長い蕎麦では食べづらいから、短めの蕎麦を用意したのかもしれませんね。

勝海舟は会話をしながら、テンポよく蕎麦をすすっています。一回で、2、3本を汁に少しだけつけて食べていました。

未香子はしゃべるシーンが多いからなのか、全く蕎麦を食べませんでした。もしかして、石原さとみは蕎麦が嫌いなのか?って思ったりもしました。

雅也はセリフも少ないので、結構食べています。食べ方は、10本以上のたっぷりの蕎麦を、汁にしっかりとつけて食べていました。

この辺の蕎麦の食べ方は、自由にやっていたのでしょうか?たぶん。

4日後に未来に帰れることが、スマホでわかったので、はぐれている恵理と慎太郎を探そうと、似顔絵を書いてもらいます。

お尋ね者として勝海舟に慕っている町の人たちが必死に協力して、探してくれます。

・2回目の蕎麦屋のシーン

次は、勝海舟の家に嫌がらせの者たちがきて、家の中をぐちゃぐちゃにして帰っていきます。その後で、蕎麦屋のシーンになります。

今度は、勝海舟は蕎麦は食べ終わっていて、酒を飲んでいます。未香子は、ずっとしゃべっていて蕎麦は全く食べません。やっぱり、石原さとみは蕎麦が嫌いなんじゃないかな?

雅也は、前回と同じようにたっぷりの蕎麦を汁にしっかりつけて食べています。この時、蕎麦屋の長英は麺棒で蕎麦を伸ばしていました。

少し気になったのが、幅が短かったのとかなり厚かったことが気になりました。伸ばしの横幅が短いということは、蕎麦が短くなるので、そこまで計算していたのかと思うとすごいですね。

蕎麦打ちをやったことがない方でないと、気づかれませんね。しかし、あの厚さだとあの後伸ばしていくのが、かなり大変だし時間がかかるだろうなぁ!という感想です。

また、麺棒で伸ばす作業が長くなると、蕎麦が乾燥してきてキレやすい蕎麦になります。これも短い蕎麦ができる原因でもあります。

未香子が先に店を出ると、手をつけていないもりそばを、勝海舟が食べはじめたところで次のシーンにうつります。

その後、探していた慎太郎が見つかります。しかし、自分は江戸の町の残って未来には帰らないと、未香子に言います。そして、未香子は落ち込みます。

未香子は恵理を探して、町の中を歩き回っていると偶然犬を連れていた、西郷隆盛に会います。顔がわかっていたので、西郷隆盛さんですよね。といい話をします。

実際には、その時代の民衆は西郷隆盛の顔を知らなかったようです。写真を撮ることが嫌いだったので、西郷隆盛の顔が世間に出ることがなかったからのようです。

しかし、未香子は日本史の教師なので、歴史に出てくる人物の顔は覚えていました。

慌てて、勝海舟の家にいると、恵理が見つかっていました。それも嬉しかったのですが、それよりも西郷隆盛が蕎麦屋にいる事を、勝海舟に伝えて急いで蕎麦屋に向かいます。

・3回目の蕎麦屋のシーン

勝海舟が西郷隆盛に送った手紙が届いていなかった事を、未香子から聞いてから蕎麦屋に入ります。西郷隆盛はすでにもり蕎麦を食べていました。

食べ方は、5、6本を汁にどっぷりつけて、少し回す感じで汁にからめて食べていました。

どうでもいいことかもしれませんが、西郷隆盛が蕎麦を食べているときに、テーブルに落ちた3センチぐらいの蕎麦を一本ひろって、食べたところがどうも気になりました。どうでもいいかな!

ここでは、蕎麦がうまいという話だけで、肝心な江戸を攻めるかどうするかの話はしませんでした。そのまま、もり蕎麦を食べている勝海舟に対して、未香子はなんで大事な話をしないんですか?と問い詰めます。

勝海舟は何食わぬ顔で、2、3本の蕎麦を汁に少しだけつけて、すすっています。ここでも、石原さとみは蕎麦を食べませんね。やっぱり嫌いなんだな!たぶん!

この時の、蕎麦屋の長英のシーンは店内で、蕎麦を切り終わったところで、勝海舟がもり蕎麦二枚と注文すると、調理場に入って蕎麦を茹でます。

木製のふたをとり、大きな釜の中に蕎麦をパラパラと入れるシーンがありました。江戸時代からこんな風に蕎麦を茹でていたのかと、勉強になったところです。

その後、勝海舟と西郷隆盛の会談の末、江戸無血開城になり、江戸の町は平和なままで、被害者も少なくなりよかったという場面になります。

未香子たち4人もギリギリ2014年の元の場所に戻ることができます。パソコンで、歴史の人物の画像を検索すると、勝海舟の腰にルービックキューブがついていたことに、未香子は苦笑いをするのでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、「幕末高校生」のあらすじというよりは、その中で3回出てくる蕎麦屋のシーンについて、蕎麦屋目線で語ってみました。

このような、大手映画会社が作るので、しっかりと江戸の事を調べて、再現していると思います。なので、蕎麦屋としては江戸の蕎麦屋ってこんな感じだったのか!という気づきがあり、学びが多い映画でした。

今回は、Amazonプライム・ビデオでみましたが、これはとても便利でいいです。最初は、自宅でテレビでみましたが、この記事を書くのにパソコンで、蕎麦屋のシーンだけみながら書きました。

そんなことができるのも、Amazonプライム・ビデオのいいところです。他にもみたい映画がたくさんあって、時間が足りなくて困っているところです。

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