蕎麦の薬味の使い方について

薬味

 

蕎麦を頼むと、必ずと言っていいほど薬味が付いてきますね。

ほとんどが、ネギとわさびが多いと思いますが、中には大根おろしや

ゆずの皮などが添えられているお店もありますね。

では、なぜ蕎麦には薬味がつくようになったのでしょうか?

また、薬味の使い方ってあるのでしょうか?

その辺を、蕎麦屋の目線で書いてみました。

なぜ、蕎麦に薬味がつくようになったのか?

江戸時代の頃に、蕎麦よりも歴史の古いうどんを食べる時に

色々な薬味を入れていたようです。

その後、蕎麦が食べられるようになって、蕎麦にも薬味が

入れられるようになりましたが、今のようにネギとわさびがつくのは

少し後のようです。

わさびがつくようになったのが、江戸時代に寿司職人の

華屋与兵衛が寿司にわさびを挟むことを考案します。

マグロとこはだに挟んだようで、わさびが毒消しの

意味があることを知っていたようです。

大学の研究室もない時代によくわかったですよね。

華屋与兵衛はすごいですね。

わさびを挟んだ寿司が美味いと評判になると

他の寿司屋も真似しだして、流行っていきます。

とびた
こっからは、僕も勝手な想像ですが
江戸時代の蕎麦屋の新五郎
おっ!わさびは毒消しの効果があるのか!
とびた
新五郎が江戸時代の蕎麦屋になってる
江戸時代の蕎麦屋の新五郎
これは、蕎麦につけたら流行るかもしれねーな!
江戸時代の蕎麦屋の新五郎
ざるそばに薬味として出してみよう!
とびた
僕の勝手な想像ではこんな感じかなぁと思います。

蕎麦の薬味の使い方

蕎麦の薬味の使い方って、ほんと自由でいいと思うんですよ。

好きな食べ方で、食べてもらう方が蕎麦屋としてはいいと思います。

ただ、使い方って色々あるところが蕎麦の面白いところなので、

ちょっと使い方の色々を書いてみます。

始めての蕎麦屋の時
始めての蕎麦屋の時は、まず蕎麦つゆだけをちょっと味見して、濃さを判断します。蕎麦屋によって蕎麦つゆの濃さって10段階ぐらいあると思います。また、薄味が好みの方や濃い味が好みの方がいるので、薬味を入れる前に蕎麦つゆを確認することで、蕎麦をどれぐらいつけるかの判断ができます。その後で、薬味を入れるといいと思います。

わさびを蕎麦つゆにとく

この使い方は、今ほど鰹節が良くなかった頃には、つゆに魚の生臭みが出ていたそうで

わさびを入れると、生臭みを消してくれる効果があったので、わさびをつゆにとくという

習慣が残っているようです。最近の鰹節は生臭みはほとんどありませんね。

わさびを蕎麦に直接つける

この使い方にも賛美両論ありまして、蕎麦に直接つけると蕎麦の香りが

わさびに消されるので、よくないという蕎麦屋さんもいます。

わさびの味をよく味わいたい方には、この食べ方がいいでしょうね。

最初にわさびとネギを全部入れる

この食べ方が一番多いかもしれませんね。わさびとネギと蕎麦と

一緒に味わえるので、いいかもしれませんね。

蕎麦を口に含んだらネギを食べる

この食べ方は、あまりやる人が少ないかもしれませんが

これは、ねぎ次第ですかね。

全く薬味は使わないで、蕎麦湯に入れる

このやり方もあまりいないと思いますが、たまにいるようです。

蕎麦湯に入れるために薬味を半分残しておくのは、僕の食べ方です。

まとめ

結局、薬味の使い方はその方の好きなように使うのが

いいのであって、こうじゃなきゃダメだとか、邪道だとかは

思いません。通じゃねなーとか言ってる人が、邪道だと思います。

でも、いろんな意見があってあーだこーだと言ってるのが

実は楽しんですね。なので、あなたなりの蕎麦の薬味の使い方を

見つけてみて、誰かにそっと教えてあげてください。

とびた
面白い使い方があったら僕にも教えてください。
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